つくねいも

 つくねいもは長いもと同じヤマイモの一種で、げんこつのようなかたちをしています。主に関西地方で昔からよく食べられている野菜です。
 池田町でのつくねいも栽培には、20年以上の長い歴史があります。北海道でのつくねいも栽培技術が無いなか、手探りで生産・普及を進めてきました。長年の努力が実を結び、野菜ソムリエサミット2020で金賞を受賞しました。
 現在も、北海道内で生産団体としてつくねいもを栽培しているのは池田町のみ。収穫したつくねいもは道内製菓メーカーや関西方面に出荷され、高級料亭や高級和菓子の原料として扱われています。

おすすめレシピ

 長いもと比べて粘りが強く、肉質がきめ細やかで、濃厚な風味が特徴のつくねいも。
 とろろをだし汁でのばして、ご飯にたっぷりかけてとろろご飯に。
 また、とろろに刻んだねぎやキムチ、卵、だし汁を加え、フライパンで焼き上げてチヂミ風ねぎ焼きとして召し上がっていただくのもおすすめです。

つくねいも部会長 上口博貴さん

 つくねいもは長いもよりも粘りが強く、栄養価も高いといわれています。
 とろろを食べると甘い風味が口の中に広がり、焼けばもちもちとした食感を楽しめます。
 高級料亭の味をぜひ、ご家庭でも味わってみてください。

5月 自動で走る植付機に乗り、1つずつ種を植えていきます。
7月 つるがまっすぐ伸び、畑は一面緑のカーテンに覆われます
10月 山の木々が紅葉を迎えるころ、つくねいもの畑も緑から黄色へ、色合いを変えます。
11月 ついに収穫。機械で掘り上げられたつくねいもは、1つ1つ丁寧にカゴに入れられます。
2020年10月に開催されました「野菜ソムリエサミット」にて金賞を受賞しました。