ゆり根

 ゆり根は出荷するまでに最低で4年の歳月がかかる作物です。とてもデリケートな野菜のため、植付作業・収穫作業・選別作業を手荒に行ってしまうと途端に傷がつき、商品価値を下げてしまうことから、優しく、丁寧に扱っています。
 時間と手間を重ねて栽培されるゆり根には、美味しさはもちろん、栄養もたっぷりと含まれていて、特にカリウム、ビタミンC、鉄分、食物繊維を豊富に含んでいます。
 和食の高級食材として関西方面を中心に使われてきたゆり根ですが、ホクホクした食感と甘みは、洋食にもぴったりです。ぜひ、身近な食材として、栄養豊富、甘み豊かなゆり根を取り入れてみてはいかがでしょうか。

おすすめレシピ

 ベーコンや玉ねぎと炒めてジャーマンポテト風にすると、ゆり根のホクホクで甘み豊かな風味が楽しめます。
 レンジで加熱し、マヨネーズと塩胡椒で和えれば、お手軽サラダ風に。
 グラタンに具として入れても美味しいですよ。

ゆり根部会長 窪田満穂さん

 長い年月をかけて、心を込めて栽培しました。
 ゆり根には“葉酸”という成分が多く含まれており、妊娠中の方にもお勧めしたい食材です。
 ぜひ、多くの方に十勝池田町産のゆり根を食べてもらいたいです!

10月 秋のうちに植えたゆり根は、畑で冬を越します。
6月上旬 萌芽後の様子
7月 花のつぼみを取る【摘蕾(てきらい)】を行い、ゆり根に少しでも多くの養分が蓄えられるようにします。
10月 収穫作業
11月 洗浄・箱詰め。冬の池田町の冷たい水で洗った、真っ白なゆり根を箱に入れて出荷します。